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設立趣意書

平成12年4月朝、布団から起きあがろうとすると立つことができず、大学病院へ診察に行きましたが、 原因不明のまま、二年後の平成14年8月、多発性硬化症と診断されました。
主婦の私は、妻であり母でもありますが、家族が出かけていなくなった時は、 ひとりでに涙が溢れ出てきて止めることができませんでした。
ボリュームいっぱいにCDをかけて、好きな音楽になぐさめてもらう毎日でした。
そんな「鬱状態」から抜け出すのに、三年ほどかかりました。
この多発性硬化症という病気は、医学的にまだ解明されていない点が多く、患者は深い不安に陥ります。
そんなとき、患者同士で力を合わせ乗り切ることができたらどんなによいかと考えました。
そこで、平成15年7月に、「徳島多発性硬化症友の会」の参加を呼びかけました。
医者等の専門医を招いての、「病気の原因、病後のリハビリ、心のケア等」についての勉強会を開き、 前向きに一緒に生きていこうではありませんか。
幸いにも現在、多発性硬化症の専門医「京都宇多野病院名誉院長・斎田孝彦先生」が当会の顧問になってくださっています。
皆さんのご参加をお待ちしています。

                     平成20年5月吉日
                     徳島多発性硬化症友の会設立代表者 藤井ミユキ

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